キューバの歌姫が熱唱 ジャワジャズ ブエナ・ビスタ初登場

 中央ジャカルタ・クマヨランの国際展示場(JIエキスポ)で開かれた「ジャカルタ国際ジャワ・ジャズ・フェスティバル(ジャワジャズ)2016」に初登場したキューバのバンド「ブエナ・ビスタ・ソシアル・バンド」は、「キューバの至宝」と言われる歌姫オマーラ・ポルトゥオンドさん(85)らの熱唱でジャカルタの観客をとりこにした。
 初日深夜、テブスホールを埋めた観客は約800人。ポルトゥオンドさんが登場すると、総立ちになった。「ブエナ・ビスタ」は1940年代にあった音楽クラブ。当時から演奏していたメンバーが90年代に再結成し、アルバムやドキュメンタリー映画が作られると世界的に大ヒットした。
 結成当初から年配のミュージシャンで構成されたため、今世紀に入ると、ボーカルのコンパイ・セグンドさんが95歳で、ピアノのルベーン・ゴンサレスさんは84歳で、相次いで亡くなり、他のメンバーも世を去ったが、若いメンバーを加え、世界ツアーを続けている。
 来イしたメンバー13人の中で気を吐いたのがポルトゥオンドさん。年齢をものともせず、歌うだけでなく、ダンスまで披露した。名曲「キサス・キサス・キサス」では、会場も一緒になって、合唱した。
 12弦のキューバ独特のリュートで観客をうならせたのはバルバリート・トーレスさん(59)。ポルトゥオンドさんの歌を引き立てながら、独奏では背中で弾く「技」も見せ、会場を沸かせた。(田嶌徳弘)

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