日本のゲスト次々と アニメ祭典AFA・ID開幕 過去最大規模であすまで GACKTさん「また来ます」

 インドネシア最大のアニメの祭典「アニメ・フェスティバル・アジア・インドネシア(AFA・ID)」が25日、開幕した。4回目となる今年の会場は、初回と同じ中央ジャカルタ・クマヨランの国際展示場(JIエキスポ)。出演・出展者数とも過去最大規模で27日までイベントが目白押しで、日本からも多数のゲストが出演する。初日から多くのアニメファンでにぎわった。  
 ミュージシャンのGACKT(ガクト)さんが夕方、メーンステージのトークイベントに登場。AFA・IDへの出演は初めてで、インドネシア人のファンから質問が飛び交った。
 「自身の曲で一番好きな曲は何ですか」「好きなインドネシア料理は」など、会場から事前に受け付けていた質問に笑顔で答え、最後に「またインドネシアに戻ってきます」とファンに手を振った。
 メーンステージに隣接するブース出展ホールにあるクールジャパン・ラウンジでは午後6時ごろ、初出演の日本の男性5人組バンドFLOW(フロウ)が登場した。インドネシアでは、日本アニメのテーマソングなどで知られており、ブースにファンが殺到。午後7時からメーンステージで開かれたコンサート「I LOVE anisong」では、詰めかけたファンの声援を受け熱唱した。
■50社・団体が出展
 出展ホールでは約50の企業・団体がブースを出展。入り口付近には高さ約2メートルのガンダム模型が2体飾られ、早くも人気記念撮影スポットとなった。
 ホール一角には、若手アーティストらが集まる「クリエイターズ・ハブ」を設置。自作マンガやイラスト、キーホルダーなどを販売している。今年2月に日本の国際漫画賞(外務省主催)で入賞したムクリス・ヌルさん(25)は、初回の2012年から参加。「編集者に注目され、出版できたことが入賞につながった」とイベントを通じた無数の可能性を強調した。
 シンガポールから参加したダニエルさん(21)は「インドネシア会場の熱気はすごい。自称オタクは世界共通だ」と国外での交流を楽しんでいた。
 期間中、ミニステージではコスプレイヤーとの撮影会が予定。別会場のメーンステージではアニメ劇場版の放映や日本からの声優によるライブが開かれる。(山本康行、中島昭浩)

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