火焔樹
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印刷工場とチームプレー
新型コロナ禍が経済活動の構造転換を迫る中、紙メディアの柱を担う印刷工場にもその影響が及んでいた。在宅勤務となった3年でインターネットへの依存が加速。紙離れが進.....
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日本語にやさしさを
国内外問わず、相手が少し日本語ができるとみると気が緩み、方言や難しい単語を使って早口で話す日本人は少なくない。日本の玄関口で働く空港職員の外国人に対する日本語.....
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入り混じる希望と失望
27日の夕方、ここインドネシアでも多くの日本の方々の期待や希望が、大きな鬱憤に変わってしまったことは否めない。カタールで行われているサッカーW杯のグループリー.....
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勝って兜の緒を締めよ
23日夜、日本サッカー界の歴史が大きく動いた。カタールで行われているサッカーW杯カタール大会のグループリーグ初戦。連載「サッカー小僧のりあらいず」でも書いた最.....
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若者が日本を捨てる日
歴史的な円安が技能実習生たちの生活を圧迫。彼らにとって日本の魅力が色あせ始めた。そんな話を8面のコラムで書いたが、日本の将来に不安を感じるのは、日本の若者たち.....
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肌で感じる日本への信頼
10月5日は国軍の創立記念日――。早朝から東ジャカルタのハリム空軍基地で待機することになった。イスタナ(大統領宮殿)で行われる記念式典で、編隊飛行などを披露す.....
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快適だった電動バス
中央ジャカルタを走る公共バス「トランスジャカルタ」で最近、電動バスを見かける機会が増えた。普段の移動手段はバイクだが、「電動バスの乗り心地はどうだろう」とふと.....
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大切な人の未来に1票を
選挙権が与えられた18歳の時から、欠かさず投票権を行使してきたが、10日投票の参院選は人生で初めて断念せざるを得ない。日本国民であるという気持ちを踏みにじられ.....
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モーターレースに熱視線
北ジャカルタのアンチョールに完成したジャカルタ国際イープリサーキット(JIEC)。4日には電気自動車(EV)レースの世界選手権「フォーミュラE」が開催される予.....
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スマトラの味を求めて
レバラン(断食月明けの大祭)期間中はランプン州バンダルランプン市内で過ごすため27日、同市に前入りした。ランプンでこの日のブカプアサ(断食明け)をするなら、ぜ.....
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ラマダン期間をめぐる論争
ラマダン(断食月)がまもなく明けようとしているが、今年もその期間をめぐって論争となった。ただ、この社会の内側から見れば、決して不思議な事ではない。「多様性の中.....
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保健アプリ使用率低下
ルフット・パンジャイタン海事・投資調整相が13日、ジャワ・バリ両島で保健アプリ「PeduliLindungi(プドゥリリンドゥンギ)」の使用率が低下していると.....
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世相を描くストリートアート
洋の東西を問わず、そしていつの時代もストリートアートは政治と背中合わせの関係にある。街角に描かれる風刺画は世相を反映した、メッセージ性の高いアートといえる。 .....
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コロナ禍で注目されるジャムー
生薬から作る伝統薬のジャムー。インドネシアでは今なお根強い人気がある。原点は中国大陸から来た中医薬だが、収益性の高い産業規模にはなかった。臨床試験に40億ルピ.....
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垣間見た若者の本音
バイク乗りにとり、雨季は実に悩ましい。天気がよければ機動力があり、特に田舎道を風を切って走るのは気持ちいい。ところが私の場合、雨になると難行苦行でしかない。モ.....
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スマホ規制にため息
日本に一時帰国する機会があり、古くなったスマートフォンを新調したのはいいが、ジャカルタに戻ってから難問に直面した。インドネシアのSIMカードを差し込んでも、「.....
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入国手続きは自ら確認を
一時帰国を終え、帰着したスカルノハッタ国際空港。空港内に漂うジャカルタ特有の空気感を感じながら、ようやく自宅に帰ったようでホッとした。 しかし、感慨にふけ.....
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国境を越えた技能実習生たち
メディカルチェックのため、7カ月ぶりに一時帰国した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、一時帰国は制約も多くやっかいだが、周囲の協力も得てようやく実現すること.....
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おおらかな気持ちで
降圧剤など慢性疾患の治療薬が底をついた。インドネシアで新型コロナウイルスの感染拡大が表面化した3月以降、今回で2回目となる。 悩ましいのは、ローカルの医療.....
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いつ故郷へ一時帰省ができるか?
ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領が、レバラン(断食月明け大祭)にともなう有給休暇取得奨励日の日程を再検討するよう指示した。年末に延期した当初案を覆し、.....
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つまようじでウイルスから身を守る!
私が働く職場のビルでも、他の多くのオフィスビル同様、新型コロナウイルス拡散防止のために様々な対策が講じられています。コーヒーショップやミニマートといったテナン.....
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【火焔樹】不条理な世界への問い
「わが素晴らしき肉体の記憶(Kucumbu Tubuh Indahku)」(以下、「肉体の記憶」)がインドネシア映画祭で8冠を獲得した。男性間の恋愛、共産党、.....
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最近よく聞くフレーズ
インドネシアの学生が民主主義の危機をデモに訴えるようになって久しい。しかしながら、死者まででているというのに、ここ日本では大きなニュースとして取り上げられてい.....
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嵐は過ぎて・・・
お掃除クラブが活動しているインドネシア全国から集まった学生42人を、ジャカルタお掃除クラブの活動として日本へ連れて来た。〝ごみ拾いの集団〟として定着した感のあ.....
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実はこの方外国人です
ある日のこと。仕事の紹介をしてもらおうかとハローワークへ行った。担当者が求人先に電話をかけてくれ、とても丁寧に紹介して頂いている最中、「実はこの方インドネシア.....
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トライリンガルな若い人たち
インドネシアの英語教育に力を入れている学校から、日本の中学校へ編入しようとしたインドネシア人の子が、日本語が十分にできないことを理由に学校側から入学を渋られた.....
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道端のドリアン売り
昭和37(1962)年1月、このたび退位された上皇さまが皇太子だったころ、美智子さまと一緒にインドネシアを訪問されているようだ。幼少のころ、父親から聞いた話で.....
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【火焔樹】お前がバカヤロー
じゃかるた新聞の連載・実習生「人間改造」(上)を読んだ。小学生のころ、授業中に先生に身が入っていないと叱られて、罰としてバケツを持って廊下に立たされたことがあ.....
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歩きながらあれこれと
日本に戻って1年半近くになる。体調を壊したのが理由で戻って来たので、健康のため毎日ウオーキングにいそしんでいる。かなり速いペースで歩けるようになったのが自慢だ.....
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日本人にできること
最近インドネシアには地震が多い。7年前のこのコラムにせいぜい震度3、4程度の地震の時のことを書いた。ビルの30階にいた僕の周りの人々は叫びうろたえ、一目散に非.....