有力英字紙の編集主幹 「安い労働力が目的」 EPAの看護師派遣で

 朝日新聞ジャカルタ支局での勤務経験を持つ知日派で、英字紙ジャカルタ・ポスト編集主幹のコルネリウス・プルバ氏は、安倍晋三首相の来イに絡み、「日本とのEPA(経済連携協定)は安い看護師を受け入れるためだけのものか」と題する論説を18日付紙面に掲載した。
 インドネシアへの投資増大や日中関係のもつれなどについて触れる中で、人材交流に言及。EPAに基づいて実施されている日本への看護師・介護福祉士候補者派遣事業を、締結時は「日本が労働市場の門戸を外国人に開く」との期待が高まったが、現在の状況は大きく異なっていると指摘。多くの看護師が試験に合格できずに帰国していることを踏まえ、単純な作業のための安価な労働力を求めているのは明確と切り捨てた。
 日本企業による、進出先の人々の人材活用について、大手日系自動車メーカーでは、日本人以外の社員は昇進の機会が限られているとの認識をインドネシアではもたれていると指摘した。一方で、人材募集のために地元紙に半ページの特大広告を出した日系金融機関を例に挙げ、インドネシア人に前向きなメッセージを送ることになると評価し、安倍首相も同様の姿勢を取るべきと主張した。

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