コパジャも乗り入れへ TJ車両不足を解消 主要道のバス専用レーン

 ジャカルタ特別州政府は、2004年1月に運行開始して以来、車両不足で混雑してきた公共サービス機関(BLU)トランスジャカルタ社のバス専用車線に、市内バスのコパジャ(ジャカルタ輸送組合の略語)とメトロミニの新車両の通行を許可、来年1月から一部路線で乗り入れを開始すると明らかにした。

 コパジャは1月から、P―20(スネン―ルバックブルス)とS―13(グロゴル―ラグナン)の路線で、トランスジャカルタが使用しているバス専用車線と停留所を使用する。
 コパジャはトランスジャカルタの停留所で乗降ができるように、1.1メートル以上の高さで右側にドアを設置した新車両を用意する。老朽化した車両は約1500台あるが、昨年以降、コパジャはエアコン付きの新車両を段階的に導入、運営刷新を図っている。
 また来年10月の参入を目指し、同様に老朽化した車両で知られるメトロミニも新車両を用意する。現在3300台運行しているが、来年は200台の新車を導入。トランスジャカルタの第1(コタ―ブロックM)、第6(ラグナン―クニンガン)両路線の専用車線で運行する予定。
 メトロミニはこれまで組合や企業の形態を取らず、個人が各車両を保有、運営してきたが、州政府がトランスジャカルタ車線への乗り入れを許可するのと引き替えに、旧態依然の運営体制の刷新を突き付けた形だ。
 ウダール・プリストノ運輸局長は、メトロミニ所有者の間で運営体制をめぐる対立が発生しているが、新たなマネジメントの下で車両保守や運転手のマナーといった問題に対処できるよう調整を進めていると話した。
 運賃に関しては協議中だが、トランスジャカルタの一律3500ルピアに、エアコン付きコパジャの5千ルピアを追加する案などを検討しているという。
 またトランスジャカルタの増台も進め、来月に200台、来年6月までにさらに600台を追加する方針。

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