日イの子ども親交深める スラバヤ日本人学校 国際文化交流会開く

 スラバヤ日本人学校(SJS)はこのほど、第20回国際文化交流会を開いた。テーマは「ブルサトゥラ・インドネシア &ジュパン―一つになれインドネシアと日本―」。交流会には、インドネシアから国立ウネサ小学校、国立第13中学校、国立第22中学校の児童・生徒が参加。同じ舞台に立ったSJSの子どもたちは、日本の学校では体験できない貴重な文化交流を通じ、親交を深めた。 (小塩航大)

 幼稚部の劇「てぶくろ」で幕を開けた交流会。さまざまな動物に変身した園児が、音楽とともに登場。歌や踊りなど練習の成果を舞台で表現した。
 小学部1、2年生は「ダンダンダンス」で可愛らしいダンスをウネサ小学校の子どもたちと一緒に踊った。また、「さんぽ」の合奏や合唱にも挑戦。一生懸命踊る姿に、会場から拍手が起こった。
 小学部3、4年生は「SJSソーラン」の元気な舞いを披露し会場を湧かせた。一つ一つの動きがとても力強く、切れのある踊りで観客を引きつけた。
 小学部6年生は劇「バワンメラ・バワンプティ」。劇の中で使うお金や金の魚の目など小道具にも工夫を凝らして制作した。一人一人が自分の役になりきり、演じた。
 SJS中学部と第13中学校の生徒による演奏「太鼓の達人SJS―32の手が奏でる疾風―」。交流校の生徒と一緒に刻んだリズムは、竹の響きとハーモニーがとても美しかったという。見事に息の合った手の動きは練習の賜物。会場も拍手で迎えた。
 インドネシア人参加者らは創作ダンスや東部ジャワ州の伝統的踊り「タリ・レモ」を踊った。最後は恒例の全員合唱。今年は「ラサ・サヤン・サヤンゲ」を大きな声で歌った。リズムに合わせて皆で肩をゆらし会場全体が一つになった。
 中学部3年生の谷田部海さん(14)は「交流する上で一番大切なことは、相手の気持ちを理解しようという積極性。伝えたい、分かり合いたいという姿勢こそが交流で大切なことだと思う。これからも交流を深めることで、インドネシアと日本の懸け橋に少しでもなれるよう頑張っていきたい」と語った。

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