健康意識向上を実感 臨床検査薬協会 14社18人が視察

 体外診断用医薬品の製造企業120社が加盟する日本臨床検査薬協会が、加盟企業の海外進出を支援しようと、7―9日にインドネシア視察を実施した。
 同協会から14社18人が視察に参加。保健省、病院、検査センター、医療展示会などを視察した。
 来イした同協会の寺本哲也会長は「これからの市場だ」とインドネシアの成長に期待を込める。視察を通じて、所得の上昇に伴い、健康意識が高まっているのを感じたという。
 同協会の120社のうち、インドネシアに進出しているのは6社にとどまっている。
 寺本会長は「人がいるところに、需要がある」と述べ、世界4位の人口を持つことも魅力だと説明した。国民皆保険などを含めた公的社会保険の運営機関、社会保障機関(BPJS)が、2014年に設置が予定されており、医療重要の拡大が見込まれる。
また、2015年の東南アジア諸国連合(ASEAN)共同体発足に合わせ、1国で医薬品が認可された場合に、加盟国全体でも認可するという制度が検討されている。実現すれば、インドネシアへの進出で市場規模が6億人に広がる。
 日本では、人口減で市場縮小が見込まれることに加え、円高による外資系企業の輸入薬品の増加で、体外診断薬の製造企業は苦戦を強いられている。(田村慎也)

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