大使館で29人の壮行会 東南アジア青年の船 イの寄港は来月27日

 東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国と日本の青年約300人が船内で生活を共にし、相互理解を深める「第39回東南アジア青年の船(SSEAYP)」のインドネシア人参加者の壮行会が18日、中央ジャカルタの日本大使館で開かれた。参加者は、全国から選抜された男女28人とナショナル・リーダー1人の計29人。 
 壮行会には、島田順二公使、ミルハン・タブラニ青年・スポーツ担当国務相事務所青年開発課課長やアムン・マッムン同事務所青年開発担当次官補佐官、「SSEAYP・インターナショナル・インドネシア」のバダザルマン代表らが出席した。
 島田公使はあいさつで「日本滞在中にはホームステイなどを通してたくさんの友人を作り、インドネシアの魅力を日本の人々に紹介してほしい。航海中は同世代の若者と交流し、日本と東南アジアの友好を深めてほしい。またインドネシアに寄港した時に会いましょう」と激励した。
 参加者は一人一人、出身地などを自己紹介。会の最後には、友情を深めるという意味を持つマルク地方の伝統舞踊を披露した。また「島唄」を日本語で熱唱し、会場を沸かせた。
 18―25歳の参加者は22日にインドネシアを出発し、23日に日本へ到着する。約10日間日本に滞在し、ホームステイする。11月2日に日本を出発し、ベトナム、シンガポールやタイなど12月14日まで約40日間の日程で東南アジア各国を訪れる。インドネシアには11月27日に北ジャカルタのタンジュンブリオク港へ入港する。30日まで滞在し、次の目的地へ向かう。 
 船内では、ASEAN諸国の青年と寝食を共にし、各国の若者同士で「企業の社会貢献」「青年のリーダーシップ」などについて議論する。また、各国の伝統芸能を体験するクラブ活動も実施。寄港先ではホームステイを通じて、異文化を体験する。
 東南アジア青年の船は、日本とASEAN諸国の若者が、船旅や各国での生活を共にしながら友好と相互理解を深める目的で1974年に開始された。SSEAYP・インターナショナル・インドネシアは1987年設立。東南アジア青年の船の事前研修や参加者選考へ協力するなど日イ両国の相互理解に貢献したとして、昨年に外務大臣表彰を受けた。

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