村落に空軍機墜落 兵士が記者を暴行 リアウ州カンパル

 16日、訓練飛行していたインドネシア空軍の戦闘機がリアウ州カンパル県で墜落した。事故後、現場で警備する国軍兵士が記者を暴行する事件があった。暴力行為を映した動画は動画共有サイトなどに投稿されており、国軍への批判が高まりそうだ。
 地元メディアによると、19日午前9時半ごろ、英国製の戦闘機「ホーク200」が同県シアク・フル郡パンダウ・ジャヤ村の空き地に墜落した。発進したリアウ州プカンバル市の第2スルタン・シャリフ・カシム空港から約3キロの地点だった。操縦士は墜落前に脱出しており、近隣住民にも死傷者はなかった。
 墜落原因は不明。国防省は機体が2000年開発で老朽化とは考えにくく、機械の故障とみている。事故を受け、国軍が所有する約30機を一時的に飛行中止にし、点検する方針を示している。 
■取材を妨害
 国営アンタラ通信によると、事故現場で戦闘機の残骸を撮影しようとした計7人の記者が兵士に暴行された。地元テレビ局「リアウ・ポスTV」が撮影した動画では、空軍兵士が記者のカメラを奪い、馬乗り。顔を数回殴り、首を絞めている様子が映っている。
 動画の兵士は1人だけだが、被害にあった記者は複数人の兵士が暴行に関わったと主張しているという。動画は動画共有サイト「ユーチューブ」に投稿され、携帯電話ブラックベリーなどでも暴行現場の写真が出回るなどしている。

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