乳がん早期発見へ啓発 中高生400人に ユニ・チャーム現法
ユニ・チャーム・インドネシアは2日、東ジャカルタの陸軍内多目的ホール「バライ・コマンド」で近隣の中学・高校の女子生徒約400人を対象に、自己触診による乳がん早期発見の啓発活動を実施した。同社は、毎年10月の「乳がん啓発月間」に、インドネシアの女性への啓発活動を行っている。
当日は、国営ダルマイスがん病院のイスカンダル医師が講演した。乳がんは世界でがん死亡率4位と高く、患者の来院時にはステージ3、4になっていることが多いことを挙げた。予防のため、月経から1週間~10日後の乳房が柔らかい際に自己触診を行うよう提案した。
インドネシア乳がん財団創設者のリンダ・アグム・グムラール氏は、生徒らに「建国100年となる2045年にこの国を支えているのはあなたたちです。今から正しい知識を身に付けてほしい」と呼び掛けた。
ユニ・チャーム・インドネシアの寺川琢己社長は、中学生、高校生を対象とした啓発活動は初めてとし、「生理用品ブランド「チャーム」を通して、これからも乳がん早期発見の促進に努めたい」と語った。