水産品検査施設を開設 輸出強化へ スラバヤに スイスの認証機関
世界最大の第三者認証機関SGS(スイス・ジュネーブ)はこのほど、東ジャワ州スラバヤ市に漁業や水産養殖の品質検査に特化した実験施設を開設した。世界最先端の基準を満たすことで、水産品の輸出強化や供給網構築に結びつくことが期待される。地元メディアが報じた。
施設は高い技術を持つ専門家が運営し、港に水揚げされる魚介類や最終製品にさまざまな微生物検査を実施する。同社によると、水産各社が必要十分な検査を行うことで各国の輸入規制要件を満たした製品の開発力を向上させ、外国の取引先の信頼度を高めることができるという。
政府は水産品の輸出振興を目指している。SGSは実験施設を核として、品質検査や認証サービスの新たな基準を確立する準備が整っているとしている。研究所開設の記念行事には、SGSの幹部やインドネシア一本釣り・手釣り漁業協会(AP2HI)の関係者が出席し、市場競争力強化への期待を示した。