自動ゲート閉鎖であふれる渡航者 入管システムに障害 スカルノハッタ国際空港
法務・人権省入国管理総局は20日、同日未明から入国管理システムに障害が生じていると、公式インスタグラムを通じて発表した。
スカルノハッタ国際空港(バンテン州タンゲラン)では、顔認証ゲート(自動ゲート)が全面閉鎖され、入国審査を係官による手作業に切り替えたが、同空港は終日、大混乱となった。
入国管理総局によると、原因は通信・情報省が管理する国家データセンターのサーバーエラー。地元メディアによると、システム障害は同日午前4時から発生したという。
全日空855便に搭乗していた日本人渡航者によると、同便は午後4時、第3ターミナルに到着したが、入国審査場は人であふれ、入国は午後8時すぎになったという。
夕方の到着便が集中したことに加え、サウジアラビアの聖地メッカから帰国したハッジ(大巡礼)参加者の帰国と重なった。
同局は、システムの復旧を急いでいるが、午後11時現在、復旧のめどは立っていない。(山本佑)