８％成長達成に自信　プラボウォ氏　重点は食料・エネ・安保

　中東歴訪中のプラボウォ・スビアント次期大統領（国防相）は15日、訪問先のカタールで開催された経済フォーラムに参加し、８％の経済成長達成に自信を示した。カタールへはギブラン・ラカブミン・ラカ次期副大統領も同行した。
　国防省によると、インドネシア経済についてプラボウォ氏は、「現在の発展は長く継続するプロセスにある」との認識を示した。その上で「ジョコウィ政権が10年で築いた経済発展プログラムの基盤を継承する」と強調、「私の政権は食料とエネルギーの安全保障に重点を置く。若い世代の貧困を撲滅し、飢餓をなくす決意だ」と述べた。
　新首都ヌサンタラ（ＩＫＮ）の予算にも言及し、30年をかける持続可能な開発プログラムには３５０億㌦が必要となり、年間予算は10億㌦になるとの見通しを示した。
　フォーラム終了後、プラボウォ氏はドーハのアミリ・ディワン宮殿でタミーム・ビン・ハマド・アール・サーニ首長と会談。両者は二国間関係について話し合い、国防分野での関係強化について協議した。（アウリア・アナンダ）