延伸工事、双日と契約 南北線の信号、通信など MRTジャカルタ

 大量高速鉄道(MRT)を運営するMRTジャカルタは17日、南北線延伸のフェーズ2A(中央ジャカルタ・ブンダランHI~西ジャカルタ・コタ間の計7駅、約5・8㌔)の信号・通信・運行・電力システムやレールの建設を含む契約パッケージ「CP205」を双日と締結したと発表した。工期は75カ月で2029年末の完工を予定している。双日も18日に同契約パッケージを受注したことを確認した。
 双日側の発表では契約金額は約450億円で、受配電システム、信号・通信システム、ホームドアのドア、レール敷設などの設計・調達・施工を行うとしている。
 MRTジャカルタのトゥヒヤット社長によると、フェーズ2Aの工事進ちょく率は3月25日時点で33%となった。タムリン~モナス間が74・02%、ハルモニ~マンガブサール間が28・34%、グロドック~コタ間が49・97%。
 開通後の運行は段階的に行うとし、ブンダランHI~モナス間を2027年内に、ハルモニ~コタ間は2030年を予定している。(坂田恵愛)

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