家庭用カレールウ発売 「カリジュパン」 ハウス食品

 ハウス食品グループ本社(本社・大阪府東大阪市)は15日、2月から家庭用カレールウ製品「ササハウス カリジュパン」の販売を開始したと発表した。同社はグローバルな成長に向けてスパイス・カレーを扱うグループ各社のシナジー(相乗効果)創出を目指す「スパイス系バリューチェーン」構築を進めており、手に取りやすい価格帯の製品で日本式カレー市場の開拓を図る。
 風味は「オリジナル」と「プダス」(インドネシア語でスパイシーの意味)の2種類で、内容量はそれぞれ20グラム、40グラム、80グラムをそろえる。
 同社は東南アジア域内では家庭内食比率が高く、都市部の共働きや核家族世帯の増加などを背景に、簡便性が高い加工食品のニーズが高まっているインドネシアに着目。2022年、「ササ・インティ社」との合弁でBtoC(消費者向けビジネス)向けの加工食品販売事業を手がける会社を設立した。ハウス食品の製造技術を活用したカレールウの現地市場での販路拡大を進める。
 同社は東南アジアで、グループの外食事業であるカレーハウスCoCo壱番屋のフランチャイズ展開、業務用製品の製品販売も推進している。

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