「新首都開発は必要だ」 ジョコウィ大統領
ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は4日、中央ジャカルタのイスタナ(大統領宮殿)で行った公共事業・国民住宅省との会合で、ヌサンタラへの首都移転計画に触れ、次期大統領は開発を継続すべきとの意向を示した。
地元メディアによると、ジョコウィ大統領は「国際競争力の強化と物流コストの効率化のため、(IKNの)インフラを優先する」と指摘。外国企業などからの投資を呼び込むためにも、ヌサンタラ開発は必要との認識を示した。
次期大統領選に立候補した3候補の中でプラボウォ、ガンジャル両氏は移転計画を継続する姿勢を見せているが、アニス氏は11月末、遊説先で膨らむ財政負担などを理由に移転計画の見直しを公約に掲げた。(ユリアニ・トゥリ・アストゥティ)