貧困率9・26%に低下 貧富格差は拡大 中央統計局
国内の貧困率は今年3月時点で、総人口比9・36%(2590万人)だった。コロナ禍の影響が残る2022年9月は9・57%(2636万人)で、0・21ポイント低下した。中央統計局(BPS)がこのほど発表した。
地元メディアによると、改善のスピードは緩やかだが、19年9月の9・22%(2478万人)に近づいた。
その一方、所得の不平等を図るジニ係数をみると、今年3月は0・381で22年9月の0・388から悪化。過去5年で最悪となった。
格差が広がった理由について、BPSのアトコ・マルディヤント首席書記は、コロナの規制緩和で富裕層の支出が一気に膨らみ、「中間層以下との格差が広がった」と分析している。(アウリア・アナンダ)