2校目の職業高校を開校 中部ジャワ州 ミトラ・インダストリ・MM2100に続き
西ジャワ州ブカシ県で職業高校(SMK)「ミトラ・インダストリ・MM2100」を運営するミトラ・インダストリ・マンディリ財団(YMIM)は20日、中部ジャワ州パティ県に完成したSMK「ミトラ・インダストリ02」の開校式を行った。2011年にブカシでミトラ・インダストリ・MM2100を設立したYMIMにとり、今回は2校目の開校となる。
ミトラ・インダストリ02の設立構想は、昨年初めにYMIMのパティ県出身らの要望から始まった。YMIM創設者の一人でブカシ・ファジャール・インダストリアル・エステートの小尾吉弘社長は「私たちの教育方針を理解している人たちが故郷で新しく学校運営ができることはうれしい」と語る。
同校は、ミトラ・インダストリ・MM2100とは違い、工業団地の中にはないが、パティ県周辺には大手製菓工場やたばこ製造工場など工場も多く、小尾氏は「中部ジャワの産業界に求められる若者を育てていきたい」と話す。
同校の敷地面積は1・3㌶で、校舎(3階建て2棟)の建屋面積は4692平方㍍。学科はアニメーション、機械・電子、自動車・電子、機械の4学科を設けた。機械学科を除く3学科は、ミトラ・インダストリ・MM2100にはない新しい学科となる。初年度となる今年は46人の学生が入学。来年は各学科102人の定員を設け、1学年408人を受け入れる。
開校式には、中部ジャワ州知事のガンジャル・プラノウォ氏がオンライン参加。「中部ジャワでの学校設立に感謝する。素晴らしい若者をどんどん育成してほしい」と祝辞を述べた。(坂田恵愛)