穏やかな人柄と統率力に 在外公館長表彰 阿部栄一氏

 チカラン日本人学校(CJS)の開校などに貢献したことを評価し、金杉憲治駐インドネシア日本大使は11日、セイコーエプソン執行役員の阿部栄一氏に令和5年度在外公館長表彰を授与した。大使公邸で行われた授与式には、集まったCJS関係者らが通算13年間のインドネシア駐在を振り返り、阿部氏の「穏やかな人柄と統率力」に拍手を送った。

 阿部氏は日系企業の工場集積地となった西ジャワ州ブカシ県チカランで、急速に高まる在留邦人子女の教育施設開設に尽力。設立委員長として日本人学校の必要性を説いて歩き、現在のCJSを開校に導いた。また、元残留日本兵の子孫による互助組織「福祉友の会」では、ボランティアの調整役として中核的な役割を果たすなど、日イを結ぶ教育環境の支援活動を行ってきた。
 表彰式で金杉大使は、阿部氏が福祉友の会に定期的な寄付活動を行い、これが残留日本兵の三世、四世に対する奨学金として活用されていることなどを紹介、謝意を示した。
 一方、阿部氏はあいさつで「みんなの思いがひとつになり、学校の設立に結びついた」と強調。「この表彰は個人名だが、CJS開設に関わったチームとして受章したと考えている」と述べた。
 阿部氏はまた、前日の10日、福祉友の会の歴史ギャラリーが正式オープンしたことに触れ、残留兵一世の苦労や貢献を「この後の世代に語り継げる施設がようやくできた」と感慨深げだった。 (長谷川周人、写真も)

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