不動産業界から不満の声も 8月から民間投資開始へ 新首都「ヌサンタラ」

 バフリル・ラハダリア投資相は24日、東カリマンタン州に建設する新首都「ヌサンタラ(群島)」への民間投資は、政府によるインフラの基礎開発が終わる8月または9月に開始する予定だと明らかにした。地元メディアが報じた。
 バフリル氏によると今後、教育や医療施設といった生活インフラ整備に着手するほか、金融センターも建設するとし、「第三国を通さず、直接インドネシアに投資できる」と語った。
 一方、不動産業界からは2019年以降、ヌサンタラでの不動産関連の証書や売買の手続きが進んでいないとし、不満の声が噴出している。
 不動産協会(REI)のバグス・スセティヨ地方支部評議会議長は23日、「銀行融資を受けて住宅建設をする開発業者は、返済に追われている」と訴え、早急に手続きを開始するよう求めた。
 政府はまた、ヌサンタラ事業において、国際協力機構(JICA)や国際協力銀行(JBIC)など5機関と覚書を締結。広島で21日閉幕の首脳7カ国首脳会議(G7サミット)で、日本企業から投資に関心を示すレター24件が引き渡された。

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