念願のインドカレーとナン
南ジャカルタのタイ・インド料理店「Face Kitchen Jakarta」へ行った。ここのインドカレーとナンが素晴らしく美味しいと噂に聞き、念願叶っての訪問となった。
このお店のキュンキュンポイントがまず入り口から始まる。ドアを開けた向こう側に本当にレストランが? と疑いたくなるような扉にわくわくを隠せない。この扉を初めに押した日本人の勇気に乾杯したくなるほどに。
また、人を惹き付けるお店の内装にうっとりしていると、店員さんが日本語のメニューをサッと用意してくれた。この日本語メニューに悩殺された。インドネシアで見かける怪しい日本語とは違い、しっかりとした日本語メニュー。そして、うろ覚えだが、「○○地方の伝統的な水を使わないカレー」「大きなナン」といった味気ない直訳に一層可愛さを感じたのだ。
「伝統的なカレー」と「大きなナン」を選択しない道はなく、パッケージ買いならぬメニュー買いをした。運ばれてきたナンが想像とは違ったものの本当に大きなナンで少し笑ってしまった=写真。
味は噂通り。「伝統的なカレー」はピリッと辛さを感じたが、明日のお腹の状態を心配しなければならないインドネシアのサンバルと違い、久しぶりに食べた「うまみの中の辛さ」に出会えて嬉しかった。しかし、食事の美味しさに反して土曜の夜だというのにお客さんの姿はまばら。ゆったりと時間が流れるこのお店にまた再訪したいと思った。(青山桃花)