中国との友好アピール 福建省とガンジャル知事 中部ジャワ州

 次期大統領選挙の大統領候補として闘争民主党(PDIP)と開発統一党が擁立した中部ジャワ州のガンジャル・プラノウォ知事(PDIP党員)は10日、州都スマラン市で中国の福建省と姉妹関係を結んだ友好締結20周年式典に参加し、中国共産党福建省委員会の周祖翼書記らと面会した。福建省がバタン工業団地内の敷地約200ヘクタールに投資を行うことが発表され、署名式が行われた。
 地元メディアによると、ガンジャル氏は「20年にわたる福建省との協力は産業、投資、貿易、教育のあらゆる面で良好だ」と述べ、「(福建省から)さらに1000ヘクタールへの投資の要望も受けている。最低でも1万人の雇用開発がされるだろう」と中国との交流拡大を誇示した。
 バタン工業団地のングラ・ウィラワン取締役は、200ヘクタールの土地賃貸は80年間契約で1兆5000億ルピアを必要とし、投資価値は4〜5兆ルピアに達するとした。バタン工業団地では現在、中国、韓国、台湾、英国、米国からの企業が操業している。
 式典ではまた、今後、中部ジャワ州から優秀で質の高い人材を輩出できるよう職業訓練における教育の協力締結も行われた。ガンジャル氏は「職業訓練において肉体労働者だけではなく
マネージャークラスの人材も輩出していきたい」と期待を表明した。

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