プラボウォ氏がトップ LSI世論調査 決選投票の可能性も
インドネシア調査機関(LSI)は3日、次期大統領に関する世論調査を発表した。これによると、プラボウォ・スビアント国防相がガンジャル・プラノウォ中部ジャワ州知事を抜き、支持率でトップとなった。
調査は、闘争民主党がガンジャル氏を大統領候補に決める直前の4月12~17日、全国の17歳以上の有権者1220人を対象に対面で実施した。
次期大統領になる可能性があるとして調査対象となった10人のうち上位3人の支持率はプラボウォ氏が28・3%、ガンジャル・プラノウォ氏が27・3%、アニス・バスウェダン前ジャカルタ特別州知事が21・0%だった。
2月の調査ではプラボウォ氏は18・8%に留まっており、今回調査で大きく伸ばした形となる。ガンジャル氏は26・9%から微増となった。
また、プラボウォ氏、ガンジャル氏、アニス氏、闘争民主党のメガワティ党首の娘プアン・マハラニ国会議長の4人から誰を大統領に選ぶかという問いでは、プラボウォ氏33・1%、ガンジャル氏31・8%、アニス氏25・3%、プアン氏2・2%という結果となった。
調査を踏まえてLSI関係者は、次期大統領は来年2月14日の投票では決まらず、約4カ月後の6月26日の決選投票にまで持ち込まれる可能性が高いとしている。
決選投票を想定した問いでは、ガンジャル氏とアニス氏の場合はガンジャル氏が46・7%、アニス氏が39・2%、棄権14・1%。プラボウォ氏とアニス氏の場合はプラボウォ氏51・7%、アニス氏35・8%、棄権12・5%。プラボウォ氏とガンジャル氏の場合はプラボウォ氏49・4%、ガンジャル氏が39・7%、棄権11・1%だった。