ホテルひっ迫で「洋上ホテル」 ASEANサミット 内外メディア向け
9日に開幕する東南アジア諸国連合(ASEAN)サミットを控え、会場となる東ヌサトゥンガラ州ラブアンバジョで、宿泊施設がひっ迫している。押し寄せる内外メディアを収容するホテルが足りず、運輸省は旅客船を「洋上ホテル」として流用する。
地元メディアによると、同省は国営旅客船会社ペルニが保有する客船で、2000人を収容するシナブン(14000㌧)を導入。サミット開催中、宿泊施設として利用する。
同省海運局長のアリフ・トーハ氏によると、市街地で宿泊施設を得られなかった「外国人ジャーナリストやメディア関係者を収容するため、7〜12日の間、同船をラブアンバジョに停泊させる」という。
政府は新型コロナウイルスの感染拡大による医療崩壊が進む中、感染患者の隔離施設として貨客船などの船舶を転換利用した経緯がある。(センディ・ラマ)