「日本の姿、考え直す時期」 日ASEAN友好協力50周年 自民・萩生田政調会長

 1日にインドネシア入りした自民党の萩生田光一政調会長は2日、閣僚3人と東南アジア諸国連合(ASEAN)のカオ・キムホン事務総長とそれぞれ会談した。今年が日ASEAN友好協力50周年であることを踏まえ、今回の外遊を実現した。    


 この日のアリフィン・タスリフ・エネルギー・鉱物資源相との会談では、アジア・ゼロエミッション共同体構想の推進に向け、両国のエネルギー安全保障強化に向けた協力促進が重要との認識で一致した。
 アイルランガ・ハルタルト経済調整相との会談では、投資促進のための環境整備の必要性を訴え、2025年に大阪で開催される国際博覧会について意見を交わした。会談にはアグス・グミワン・カルタサスミタ産業相が同席した。
 また、カンボジアのカオ・キムホンASEAN事務総長とは、経済や人的交流の促進を含む日ASEAN関係の更なる強化を図るとした。
 一方、国際交流基金が実施する日本語パートナーズとの昼食会も実施。活動終了後も両国の架け橋として活躍するパートナーズに謝意を示し、「今後も日本語パートナーズ事業を後押ししていきたい」と述べた。
 萩生田氏は、今回の外遊では日本国内で日本語学習環境の拡大を求める意見が多かったとし、日ASEAN50周年を期に東南アジアからの留学生枠を検討するとした。
 また、今年、先進7カ国(G7)議長国を務める日本に触れて「この50年の歴史を踏まえ、アジアの代表としての日本のあるべき姿をもう一度考え直す時期に来ている」と指摘。「日本がアジアの代表として、G7としっかり話ができる国だと、アジアのみなさんにわかってもらう1年にしたい」と述べた。(青山桃花、写真も)

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