伝統衣装クバヤ共同申請完了 ユネスコ無形文化遺産 可否結果は来年に
マレーシア政府は東南アジア4カ国と共同で、クバヤ(女性の正装)を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産への申請を完了したと発表した。申請に加わったのはマレーシアのほか、インドネシア、ブルネイ、シンガポール、タイとなる。
マレーシアメディアが伝えたところによると、申請の可否決定は2024年の無形文化遺産保護条約第19回政府間委員会の会合で決定される見通しという。
マレーシアの観光・芸術・文化省は「クバヤは歴史を象徴し祝福するもの。東南アジアで存在し続け、異文化理解の促進を目指す」と述べた。
共同申請の過程では、2022年から作業を開始。一時はインドネシアが独自申請を主張した背景もあったものの、ジャカルタのほか、マレーシア、シンガポールで計3回のワークショップを重ね、申請書類を完成させたという。(青山桃花)