PDIP党員が現金配布 東ジャワ州モスクで
ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領が所属する最大与党、闘争民主党(PDIP)の党員が先月下旬、東ジャワ州マドゥラ島のモスクで、現金30万ルピア入りの党公式封筒を、礼拝者に配布した映像を地元メディアが公開し、物議を醸している。
これについて総選挙監督庁(バワスル)のラフマット・バグジャ長官は「選挙運動は11月28日からで選挙違反とは言えないが、そもそもモスクでの選挙活動はできない」と述べ、地元の県監督局からの調査報告を待って最終判断をするという。
一方、現金を配っていたPDIP党員はメディアの取材に「映像は党マドゥラ島支部が3月24日から4日間、生活が苦しい人々に17万5000個のスンバコ(生活必需品)を配布した時のもの。現金入りの封筒はザカート(喜捨)の一貫だ」と主張している。