「菊川」が営業再開 日本食レストラン老舗 創業50年以上

 ジャカルタ最古の日本食レストラン「菊川」が20日、移転してリニューアルオープンした。1969年創業の菊川は中央ジャカルタ・メンテンのチキニで開業し、4月21日には54周年を迎える。
 菊川は1970年代、ジャカルタ唯一の日本食レストランとして、駐在員の憩いの場となった。2011年に創業者の菊池輝武さんが亡くなった後は息子のトミーさんが引き継いでいる。1月30日を旧店舗最後の営業日とし、インスタグラムなどを通じて移転を告知していた。新店舗は旧店舗から約300㍍の距離にあり、クレタ・コミューター・インドネシア(KCI)の高架近くになった。
 「敷地面積は縮小したが飲食とキッチンのスペースは広くなった」と店長のヨアニタさんは話す。また、創業当時から掲げる看板はもちろん、店内インテリアや出入り口横に植えていた竹も新店舗に移した。電話番号も従来通りとなる。
 新店舗での営業初日となった20日、店舗前に用意されたベンチで開店待ちをしていた大学生のアンドリューさんは初めての来店。菊川の存在をSNSで知り、足を運んだという。
 開店後は予約客でテーブルは埋まったが、邦人の姿はない。ヨアニタさんは「50年を越える歴史ある店の存在をより多くの日本人に知ってもらいたい」と話している。(坂田恵愛、写真も)

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