KRLが運賃値上げか INSTRAN 日本の車両輸入できず

 交通研究所(INSTRAN)は1日、クレタ・コミューター・インドネシア(KCI)が首都圏専用電車(KRL、コミューター)の運賃値上げに踏み切る可能性があると警鐘を鳴らした。地元メディアが報じた。
 これは産業省が1月、KCIが求めるJR東日本から中古車両を導入する計画を認めない方針を明らかにしたため。
 INSTRANのデディ社長は同日、国産車両への切り替えを迫る産業省に対し、「インカ社製の車両を購入すれば、日本の中古鉄道車両を輸入するよりもはるかに高額になる」と強調。修理費などを除いた価格は1両8億ルピアなのに対し「インカ製は167億ルピアとなる」という。
 ただ、車両購入にともなう巨額費用を運賃に上乗せすれば、住民の移動の足に影響を与えかねず、デディ氏は大幅な運賃の値上げは避けるようKCIに求めている。

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