需要取り込み市場拡大 中古車サイト販売に参入 インドモービルグループ

 大手財閥サリムグループ傘下の自動車販売インドモービルグループが、アプリを使った中古車売買の仲介業務に乗り出した。今年に入ってからは、エレクトラムもマレーシアを拠点とするオンライン中古車販売サイトと提携し、電動二輪車の販売に動き出すなど、ポストコロナの需要を取り込み、4輪・2輪市場のすそ野を広げる。

 じゃかるた新聞の取材に応じたインドモービルグループ傘下のグッドカー・インドネシアのアンディ・メラティ・オクタフィア社長によると、「車を売りたい人と買いたい人をサイト上のオンラインアプリでマッチングさせる。売りたい人は買い取り店を探し回る必要がなくなり、買いたい人にはニーズに合った車を最短距離で紹介する」のが同社の企業戦略という。
 利用する同社のアプリは「GOODCAR.ID」で、すべての取り引きはオンラインシステムとなる。したがって同社は在庫を抱えることなく、買い手の要望に沿った中古車両をオンライン上で買い付け、エンジンや車体の点検整備をした上でユーザーに引き渡す仕組みという。
 購入者は希望する車種や価格を自ら設定することができるが、オクタフィア氏は「現段階では最高売却価格は3億ルピアに設定しており、7月以降は高額のプレミアムカーの取り扱いも始めたい」と話している。(センディ・ラマ)

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