20件目の経済特区承認 クラクラ・バリ 政府

 投資拡大による経済浮揚を図る政府はこのほど、バリ州セランガン島のクラクラ・バリを観光分野での経済特区(KEK)に承認した。国家経済特区評議会議会議長を兼任するアイルランガ・ハルタルト経済調整相は、マリーナ建設とリゾート開発で今後30年間に104兆ルピアの投資を呼び込むと表明した。地元メディアが報じた。
 今回の承認で国内のKEKは20カ所となった。クラクラ・バリで約10万人の雇用を創出するという。
 KEKへの投資促進のため政府は、国内外の投資家に減税などの優遇措置を設けており、昨年までの累計投資額は113兆2000億ルピアとなり、5万6000人以上の雇用を創出したという。
 国家経済特区評議会は昨年11月、バリ州デンパサール市サヌール地区を医療観光分野のKEKに承認している。

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