教育格差の解消に デジタル版KUMON試験導入 丸紅

 丸紅は公文教育研究会(KUMON)とデジタル形式での学習プログラムのサービス展開の事業性を調査・検討する覚書を締結したと20日、発表した。南スマトラ州ムアラエニム県の小学校でタブレットを使ったデジタル形式のKUMON式学習プログラムの試験導入を開始した。
 インドネシアは、経済発展に伴い国際基準の学習プログラムへの需要が高まる中、都市と地方の教育格差が社会問題となっている。
 両社はKUMON式学習のデジタルプログラムを授業に取り入れ、児童の基礎学力や自学自習の向上、教師の指導力向上の効果を検証。先進的な学校や遠隔地の学校など現場の需要にあう運営の構築を目指す。
 丸紅は次世代事業開発の一環として教育事業に取り組んできており、今回の事業を足掛かりにほかのアジア諸国や中東圏への共同展開も視野に入れるという。

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