教会警備で警官10万人動員 クリスマスに備え 国家警察
国家警察のデディ・プラスティヨ広報部長は19日、全国4万1702カ所の教会に警官約10万2000人を動員すると発表した。テロ対策の強化が目的で、期間はクリスマス前の22日から年明け1月2日までとなる。地元メディアが報じた。
警察は教会やその周辺で不審者がいないか監視するほか、教会訪問者に対し荷物検査などを行う。また、国家警察は国軍にも協力を要請した。
全国1868カ所に警察詰所を設置するほか、臨時救護施設も776カ所に配置する。
デディ氏は「キリスト教徒が安全に教会へ訪れることができるよう警備を強化する。また、礼拝前後に想定される交通渋滞に備えて交通整理も実施する」と話した。
南スラウェシ州マカッサル市の教会で2021年3月、日曜礼拝の最中に自爆テロが発生。教会へのテロ対策が課題となった。