クバヤを文化遺産申請 観光創造経済相 東南アジア4カ国と

 サンディアガ・ウノ観光創造経済相は25日、クバヤ(女性の正装)を東南アジア4カ国と国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に共同申請する可能性があることを明らかにした。地元メディアが報じた。
 申請をめぐりシンガポールの国家遺産局(NHB)が23日、ブルネイ、マレーシア、タイと無形文化遺産の申請をする計画を発表。その理由についてNHBは「クバヤは東南アジア各国で着用されている」と説明した。
 これに対してサンディアガ氏は「クバヤはインドネシアの伝統衣装だが、他国のマレー人も着用する」とし、「(クバヤが無形文化遺産に登録されるため共同申請に)協力する」と述べた。
 人材開発・文化調整省の歴史資料アナリスト、ウスマン氏によると、「当初、共同申請を呼びかけたマレーシアに政府は前向きな姿勢を示したが、(単独申請を目指す)国会が難色を示していた」と説明した。(長田陸)

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