和太鼓を力強く演奏 マスコットキャラも決定 CJSフェス初開催

 チカラン日本人学校(CJS、西ジャワ州ブカシ県)で12日、CJSフェスティバルが初めて開催された。発表の部では子どもたちが和太鼓による演奏のほか、ダンスや英会話による寸劇などを披露。交流の部では各学年がアンクルン(竹製の伝統楽器)の紹介や「持続可能な開発目標(SDGs)」に絡めた手作りゲームのブースを教室に設けた。

 CJSは昨年、学習発表会を行っていたが同校の茂泉和浩校長の「子どもたちの発想をより重視したい」という思いから、名前を学習発表会からCJSフェスティバルに変更し、児童生徒の自主性を引き出す内容に衣替えした。
 和太鼓の演奏では小学部6年と中学部の児童生徒たちが、全力で太鼓を打ち込むことが求められる2曲を披露。夏休み明けから週に約1回練習してきた。ほとんどの子どもが初心者だが、力強く演奏して会場を盛り上げた。中学部1年の松尾孔誠くんは「太鼓を力強く叩くことができて、練習の成果を発揮することができた」と達成感を感じているようだった。
 交流の部では小学部1~3年の各学年が、ゴム鉄砲を使った射的や輪投げなどの手作りゲームを準備。小学部5年はアンクルンの魅力をクイズや演奏で伝えた。
 海洋ごみ問題を紹介する「ブルー♡ランド」のブースを担当した中学部2年の野口琉宏くんは「ブースを訪れてくれた人に渡すオリジナルシールのデザインがかわいいと小学部低学年の子たちから評判が良く、いい思い出となった」と話した。
 一方、この日は同校のマスコットキャラクター・デザインが決定した。児童生徒から集めた候補作約120点から小学部3年の田中真帆さんの作品、「ポポ」が選ばれた。学校側は今後、マスコットキャラクターの取り扱いについて検討を進めるという。(長田陸、写真も)

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