ずさんな運営露呈 調査委 悲劇から1カ月

 東ジャワ州マランのサッカースタジアムで起きた130人を超える犠牲者を出した事件から1カ月となった2日、国家人権委員会が事件の真相究明に向けた調査報告を行った。
 地元メディアによると、現場の警官はマラン警察署長への確認を怠り、独自の判断で催涙弾を発射、少なくとも45発を撃った。事件当日のビデオの記録から27発の発砲と銃声音18回を確認した。
 使用された催涙弾は2019年に使用期限が切れていたもので、暴動が始まってからの数秒間で催涙弾11発が発射され、4分間に24発が発射された。主催者側は軍・警察による催涙弾の携行を当初から知っていたが、国際サッカー連盟(FIFA)が催涙弾の使用を禁じる規定は知らなかったという。
 一方、スタジアムを適正運営するための報告書や避難経路計画などの文書の更新が2年前で止まっており、スタジアム運営のずさんさも露わとなった。

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