マングローブ3000本植樹 イオン 首都で環境保全活動
イオン環境財団は2日、パンタイ・インダ・カプック(北ジャカルタ)でマングローブ3千本の植樹活動を行った。市民ボランティア300人が参加した。地域の住宅地や高速道路を洪水などの災害から守るため、同財団は2011年からマングローブの植樹活動を行なっている。
北ジャカルタのアリ・マウラナ・ハキム区長は記念式典で、「マングローブは暴風や津波から町を守るだけではなく生態系を豊かにする。また、植樹活動はマングローブについて学ぶ機会にもなる」と話した。
植樹には金杉憲治駐インドネシア日本大使も参加。この日はあいにくの雨だったが、参加者はマングローブの苗を一つ一つ丁寧に植樹した。
イオン・インドネシアの大杉尚裕社長は「参加者全員が『環境保全』という1つの同じ目標に向かって(植樹活動に)取り組むことで生まれた一体感を感じることができた」と感想を述べた。
11~13年の植樹活動では、日イ双方のボランティア約5千人が計6万3千本を植樹。18年からは植樹本数を1回1万本として復活させたが、20~21年は新型コロナウイルスの影響で実施を見送っていた。(長田陸、写真も)