新たに緊急使用許可 国産ワクチン 対象年齢は18歳以上
食品医薬品監督庁(BPOM)のペニー・ルキト長官は28日、国営製薬ビオ・ファルマが開発した新型コロナウイルスワクチン「インドワク」に緊急使用許可を出したと発表した。接種の対象年齢は18才以上となる。地元メディアが報じた。
BPOMによると、インドワクの国産化率(TKDN)は80%という。ペニー氏はインドワクについて、「国内で生産する。現在はブースター接種に向けた臨床試験を行なっている」と説明した。
ビオ・ファルマは第1段階として2千万回分のインドワクを製造する。2023年には4千万回、24年には1億回分と段階的に生産数を増やす計画だ。ペニー氏はまた、「国内で生産するワクチンはすべてハラル(イスラム教義に沿ったもの)だ」と強調した。
国内で開発するワクチンはインドワク以外に、アイルランガ大学(東ジャワ州スラバヤ市)と製薬会社ビオティス・ファーマスーティカルが開発する「メラプティ(紅白)ワクチン」となる。メラプティワクチンはすでにハラル認証されており、ペニー氏は「10月には(同ワクチンの)緊急使用許可が下りるだろう」と話した。