マセラ鉱区開発2年遅れ INPEX参画 大型ガス田

 エネルギー鉱物資源省の石油・ガス上流事業監督機関SKKミガスはこのほど、東南アジア最大級のガス田・アラフラ海マセラ鉱区アバディガス田での、液化天然ガス(LNG)開発について、当初計画の2027年から2年ほど遅れるとの見通しを示した。地元メディアが報じた。
 日本の石油開発大手INPEXが操業主体(オペレーター)として主導する同事業は、1998年に同社が鉱区の権益を取得。当初洋上にプラントを浮かべる計画を進めていたが、2016年3月に地元経済活性化などを理由に政府方針が陸上建設案に転換された。
 INPEXは陸上建設案に沿ってプレ・フィード(プラントの基本設計業務の予備段階)を進行。19年6月に開発・プラント建設計画で正式合意に至った。エネ鉱省幹部は、遅れの要因について「新型コロナウイルス禍による作業の遅滞などがあった」と話す。
 ロイター通信によると、SKKミガスの高官、ベニー・ルビアンタラ氏は「27年の開始は実行可能でないため、日程を2年先送りした」と述べた。
 当初の総工費は200億ドル前後とされていたが、規制当局はINPEXに対し、投資予算に二酸化炭素(CO2)回収設備費用を含めた見直し計画書を年末までに提出するよう要請している。
 規制当局などは「INPEXは二酸化炭素(CO2)の回収・有効利用・貯留(CCUS)技術を導入することを決定した。これに伴い、設備投資も増えることになる」と指摘。CCUS技術には14億ドルの追加出費が見込まれるとしている。

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