中国製警備ロボット導入か G20サミット 情報漏えいの危険は?
空軍のバユ・ヘンドラ・プルマナ大佐は1日、11月にバリ州で開催予定の20カ国・地域首脳会議(G20サミット)で中国製のセキュリティーロボットを導入することができると発表した。北京で同日、国軍と中国軍代表者との間でロボットを無償供与するための調印式が行われた。地元メディアが報じた。
中国側はインドネシア政府に対し総額1720億ルピア相当のロボット14機を無償供与する。ロボットの輸出手続きは調印が行われた当日から始まっており、30日までに国内に到着する予定という。
バユ氏はロボットには金属探知機が搭載されており、「サミット会場の警備費削減につながる」と強調している。ただ、会場周辺の安全確保をロボットに全面依存するなら、各国首脳の安全が脅かされ、まして中国製ITは情報漏えいにつながる危険もあり、今後各国の注目を浴びそうだ。