23年予算案提出 財政赤字、GDP比2.85%に 大統領
ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は16日、2023年の予算案を国会に提出した。大統領は国会で行った演説で「今年の財政赤字を国内総生産(GDP)比2・85%抑える」と発言。実質GDPの成長率の目標は5・3%に設定した。地元メディアが報じた。
財政赤字は従来、GDP比3%以内に抑える規定があるが、20年以降は新型コロナウイルス対策関連の財源確保で特例措置を適用。21年の財政赤字はGDP比4・65%を記録した。
インフレ率は3・3%を維持することを目標に掲げた。また、23年の歳入は2443兆6千億ルピアで、歳出は3041億7千億ルピアを想定。ジョコウィ氏は予算について人材育成、インフラ整備、官僚制の効果的な改革と調整、産業の活性化、グリーン経済の開発の5分野に焦点を当てるとしている。