民主化の立役者 ラモス元大統領死去 フィリピン

 フィリピンに民主主義を根付かせた軍出身のフィデル・ラモス元大統領が7月31日、死去した。94歳だった。遺族がSNSを通じて明らかにした。地元メディアによると、死因は新型コロナウイルス感染にともなう合併症で、マニラ首都圏の病院に入院していた。
 ラモス氏はマルコス独裁政権を崩壊に追い込んだ1986年の民主化革命で中核的な役割を果たし、その後は国防相としてアキノ政権を支えた。92~98年に大統領を務める一方、邦人と麻雀を楽しむなど和菓子を好む知日派でもあった。
 マルコス現大統領は86年のラモス氏が立役者となった「ピープルパワー革命」で追放された故マルコス元大統領の息子にあたる。(長谷川周人)

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