週末旅行は16倍に きょうから入園料375万ルピア  コモド国立公園

 政府は1日から、東ヌサトゥンガラ州のコモド国立公園の入園料を国籍で区別せず、一律で年間375万ルピアに均一化する。ただ、従来の入園料は外国人で1回最大22万5千ルピア、インドネシア人で最大7500ルピアだ。外国人が割高な週末に訪れた場合、入園料は16倍に跳ね上がる。
 政府はまた、同日から年間入園者数を20万人に制限するという。コモドオオトカゲ(別名・コモドドラゴン)など野生動物の保護が目的だが、観光客離れを危ぐする観光業者から不満の声が噴出している。
 同州ホテル協会のケルフィン・アルベルト副会長(65)はじゃかるた新聞の電話取材に「値上げ報道の後、宿泊予約が激減した」と話した。中には予約ゼロ件のホテルもあるという。
 園内で土産物店を営むイクサンさん(45)は「行動規制緩和で売り上げが戻り始めた。その矢先に今回の値上げだ。仲間と地方政府に値上げ撤回を訴えたが、決定は覆らない。このままでは観光客は減り、売り上げはどん底に逆戻りだ」と肩を落とす。
 政府が値上げ撤回に応じない理由について、同州政府観光局のゼット・ソニー・リビン局長(48)は、餌代や管理費の高騰を真っ先にあげた。その上で「入園制限もそうだが、コモドドラゴンの個体数は増えているが、観光客も増えている。ごみの処理問題、自然破壊、野生動物に与えるストレスなど問題が深刻化している」という。
 ジョコウィ大統領は先月21日、コモド空港(同州フローレス島・ラブアンバジョ)の拡張工事が完了したと発表。「空港旅客数は年間100万人になった」と胸を張るが、公園入園者を20万人に限るなら、残る80万人はどうなるのか。邦人にも人気のコモド島だが、入園条件の見直しはなお紆余曲折がありそうだ。(センディ・ラマ)

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