アニス氏、控訴決定 行政裁判所の判決に不服 州最低賃金
ジャカルタ特別州政府法務局のヤヤン・ユハナ事務局長は27日、アニス・バスウェダン知事が、知事が決定した州最低賃金(UNP)の引き上げは不適切とした行政裁判所の判決を不服とし、控訴する意向であることを発表した。地元メディアが報じた。
アニス氏は昨年12月、22年のUMPを前年比5・1%増とするため州知事決定(2021年第1517号)を改定した。
これにインドネシア経営者協会(アピンド)は賃金を定める政令に違反しているとしてアニス氏を提訴。行政裁判所は12日、アニス氏が5・1%増とした改定は「不適切」との判断を下していた。
今回のアニス氏の控訴決定を受け、労働組合総連合(KSPI)のサイード・イクバル会長は、労働者に寄り添う「アニス氏の姿勢を強く支持する」と強調した。(長田陸)