ブースター接種条件に コロナ感染拡大で 国内移動
国内で新型コロナウイルスの感染者数が増加傾向を示し続ける中、政府は国内移動やイベントに参加する際の制限強化を再び始めた。
ルフット・パンジャイタン海事・投資調整相は23日、7月も新型コロナウイルスの感染者数が増加傾向を示し続ける場合、国内移動する際に新型コロナウイルスワクチンのブースター接種を条件とする可能性があると発表した。伸び悩むブースター接種を進める狙いもあると考えられる。地元メディアが報じた。
国内では5月下旬ごろからオミクロン株の派生型「BA.4」と「BA.5」が確認されて以来、感染者数が増加傾向にある。ルフット氏は「ブースター接種は派生型を減らすのに役立つことが証明されている」と強調した。
国内移動の条件をめぐり、インドネシア医師協会(IDI)の幹部、エルリナ・ブルハン氏は政府に対し、新型コロナ検査による陰性証明の提示再開を要請していた。今後、国内移動制限が強化される可能性がある。(長田陸)