不明者残し、捜索打ち切り マカッサル沖漁船沈没事故
南スラウェシ州マカッサル市の国家捜索救助隊(BASARNAS)のジュナイディ隊長は6日正午、5月26日にマカッサル沖で沈没した漁船の乗客捜索を打ち切った。同日時点で乗客15人が行方不明のままとなっている。地元メディアが報じた。
これまで漁船の乗客は42人とされていたが、BASARNASの調査で乗客は50人だったと判明。このうち31人が救出され、4人が遺体で発見、15人が行方不明となっている。
じゃかるた新聞の電話取材に応じた同市BASARNASのダルル司令官は、「遺体が新たに(地元漁師などに)発見された場合、周辺海域を再び捜索する」と説明している。また、沈没した漁船は見つかっていないという。
沈没した漁船はマカッサル市内の港を出発した後、東カリマンタン州サマリンダ市内の港に向かってる途中で沈没。BASARNASなどが沈没原因について調査を進めている。漁船には観光目的で乗客を乗せる許可書はなかったという。