交通渋滞は緩和傾向 チカンペック高速道 レバランUターン

 レバラン(断食月明けの大祭)帰省に伴うUターンラッシュの交通渋滞が解消しつつある10日、ジャカルタと西ジャワ州を結ぶチカンペック高速道でも交通の流れは緩やかさを取り戻していた。サービスエリアで休憩する市民に話を聞くと激しい交通渋滞に巻き込まれることもなく、ジャボデタベック(首都圏)に戻り、胸を撫で下ろしているようだ。

 東ジャカルタ・ジャティヌガラに住むリアさん(55)は家族6人で、夫の実家がある中部ジャワ州クンダル県へ帰省した。10日早朝にクンダル県を出発したリアさん一家は、激しい交通渋滞に巻き込まれることなく西ジャワ州ブカシ市のサービスエリア「KM6B」に到着した。
 リアさんは「レバランは家族でひたすらのんびり過ごした」。Uターンラッシュは6~8日がピークと予想されたため、これを避けて首都圏へと戻ってきた。
 東ジャワ州スラバヤ市の実家からジャカルタに戻ったロシさん(24)は、「交通量は昨年より多いが、12時間ほどで戻れた」と安堵の表情を見せた。
 実際、10日午前10時~午後3時半、チカンペック高速道の上り線は、際立った交通渋滞はなかった。
 しかし、国営高速道管理・運営会社のジャサ・マルガは8日、同日時点でレバラン帰省により首都圏から出ていった自動車のうち、約100万台(約47%)がまだ首都圏に戻っていないと指摘。9日からは多くの企業が生産を再開させており、高速道路に物流の波も戻ってきた。分散型となった今年の帰省Uターンは今後も続きそうだ。 (長田陸)

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