交通量過去最多を更新 今年のレバラン 各地に賑わい戻る

 3年ぶりに活動制限がない今年のレバラン(断食月明けの大祭)。国民は待ちに待ったムディック(帰省)を実現して、各地に賑わいが戻ったが、首都ジャカルタでは交通量が一気に減少した。多くの飲食店がシャッターを下ろし、コロナ禍前に戻ったかのような静かなレバランを迎えた。

 地元メディアによると、レバラン帰省の交通量について国営高速道管理ジャサ・マルガは8日、ジャワ島東部からジャボデタベック(首都圏)方面に移動する1日あたりの高速道利用車両が7日、過去最多を記録したと発表した。
 この日、東ジャワ州、中部ジャワ州、西ジャワ州の主要都市から約17万台が首都圏方面にUターン。コロナ禍以前に過去最多だった2019年の16万6444台に比べ、2・2%増となった。2021年の通常時と比較すると159%増となる。
 ジャサ・マルガはまた、Uターンラッシュは終わっておらず、高速道利用車両は8日に過去最多を更新すると予測している。運輸省もスマトラ島からの帰省車両はまだ60%がジャワ島に戻っておらず、Uターンにともなう交通量の増加はまだ続くとみている。
 一方、国内各地の観光地でも訪問客が増加傾向にあったようだ。北ジャカルタのアンチョール公園では3日、約6万5千人の来場を記録。通常時の約58%増となった。レバラン期間中における受け入れ人数は1日5万5千人とする目標だったが、4〜5日は約7万人が来場した。
 コロナ禍となって3年目のレバランで、政府は新型コロナワクチン接種のブースター接種を条件に規制を緩和。一部で渋滞による交通混乱もあったが、多くの国民はコロナ禍前と同じように家族と過ごすほか、観光などを楽しんだようだ。(長田陸)

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