自転車専用レーン新設へ ジャカルタで195キロ 州政府
ジャカルタ特別州政府のシャフリン・リプト運輸局長は30日、州内各地で2022年末までに195・6キロの自転車専用レーンを増設すると発表した。州予算から1190億ルピアを投じる計画という。地元メディアが報じた。
自転車専用レーンは、プリンティス・クムルデカアン通り(東ジャカルタ)~スネン交差点(中央ジャカルタ)区間の25・5キロや、Sパルマン通り(西ジャカルタ)の8・5キロなどの20カ所で新たに建設する。
州内の自転車専用レーンは現在、中央ジャカルタを中心に放射線状に1直線で伸びている。しかし、新たな専用レーンが完成すると、既存レーンを結ぶ環状線の役割を果たし、利便性の向上に期待がかかる。
同州では大量高速鉄道(MRT)に自転車を持ち込むことができるほか、歩道橋に自転車専用のエレベーターを設置するなど、自転車利用者に便宜を図っている。
ジャカルタ特別州のアフマド・リザ・パトリア副知事は29日、州政府は移動手段としての自転車利用を奨励するため、「毎年、自転車専用レーンを増やしていく」と強調した。