約2年ぶりにガイド再開 国立博物館でインドネシア紹介 IHS
文化的遺産の保護・紹介を目的に活動するボランティア団体「インドネシアン・ヘリテイジ・ソサエティ(IHS)」は22日、インドネシア国立博物館(中央ジャカルタ)で日本語によるガイドツアーを実施した。国内の歴史や文化などを説明するガイドツアーは、コロナ禍で2020年3月に活動を一時休止。1月から段階的に活動を再開した。
ガイドツアーはIHS日本語セクション博物館ガイドグループが行う。この日の参加者は10人。感染対策で1グループ最大4人の人数制限を設けている。
ヒンドゥー教の神々の石像、ジャワ原人、パプアのアスマット人の伝統木船、陶磁器などについて解説があり、参加者は熱心に耳を傾けた。
ガイドツアーに参加した女性は「最近インドネシアに来たばかりで知らないことだらけ。これから長く住む国をもっと知りたく参加した。さまざまな文化を持つこの国はユニークだと思った」と興味津々なようだ。
IHS役員の川野一美さんは、「展示物の説明文は英語かインドネシア語で書かれている上、説明不足な点もある。日本語で雑学や豆知識を加えてインドネシアをより楽しく知ってもらえたら」と話している。
博物館ガイドツアーは毎週火曜日午前10時半から催行。参加は事前予約が必要となる。申し込み、問い合わせはIHS勝浦さん(ワッツアップ/SMS0811・875・1944)まで。(長田陸)